車の思い出 その1 マツダ・デミオ
1998年、初めて自分の車として買ったのが、マツダ・デミオです。通称デミオ君です。
形式はE-DW3W、販売上の名称はLX-Gパッケージ、色はシルバーストーンメタリック。
4輪ABS、助手席エアバッグ、大開口電動スライドガラスサンルーフ、UVカット&ダークティンテッドガラスを装備するオプションを選択。
週末に、「下道の国道を北に行けるだけ行ってみよう」と北上しついに下北半島の北端・大間岬まで到達して、帰りは恐山に寄りながら帰ってきたり、
当時実家のあった神奈川県まで延々下道で、途中那須あたりの道の駅で車中泊しながら帰省したりと、ヘンな旅にばかり繰り出した頃であった。
その後東京都内に引っ越し。
当時は、千葉県外房・九十九里方面に波乗りに出かけることが多かった。
後方から車内を見る。
ここまで海に近付けることは滅多にない。
左から燃料計、速度計、水温計。
つまりタコメーターは無し。
今に至るまで、タコメーターを気にしない運転…。
オーディオはラジオ+カセットデッキ。
カセットデッキにポータブルCDプレイヤーを接続し、もっぱらCDを聴いていた。
エアコンは、温度設定などというものはなく、弱…強の切り替え式。
夏暑すぎたらクーラーの出力を上げ、冬寒すぎたらやはりヒーターの出力を上げ、とすれば良いのだ。
当時としてはまだ珍しい、ナビも付けた(ま、方向音痴なもんで…)。
シガーライターソケットから電源を取り、モニタはダッシュボード上に両面テープとガムテープで取り付け。
ナビはPioneer・カロッツェリアの初代「楽ナビ」・AVIC-5KV。本体は助手席下に配置。
自車位置精度・ルート案内に全く問題なく、どこに行くにも頼りになった。
全長3メートル80センチ、全幅1メートル67センチの小型の車ではあるが車体は四角い形状で、スペースを有効活用するパッケージングであり、荷室にもたっぷりと積める。
そんなデミオ君だったが、結婚を機に妻が独身時代から乗っていた車を使うことになり、デミオ君とはお別れすることになった。
最後にどこかにドライブに行こうと、金沢・能登半島方面に。
一度走ってみたいと思っていた、千里浜なぎさドライブウェイにて。
デミオ君は身内に譲ることになり、2004年3月14日、デミオ君は第二の人生を始めたのでした。
自分が持っていたから、という贔屓目はのあるとは思うけど、斜め前方からの見た目は今でも十分イケテルと思う。
動力面は非力でAT3速。高速と言わずにちょっと見通しの良い道路で60km/hくらい出すとゴーゴーガーガーとうるさい車であった。ただ加速は機敏でキビキビよくはしる車でもあった。
好きな時に好きなところに行けるという、車が本来持つ魅力を、存分に教えてくれたデミオ君であった。
性格は全く変わってしまったけど、2017年の今でもMAZDAの主力車種としてデミオが残り、人気車種となっていることを、密かに誇りに思っている。