気がつけば最古参185系電車
185系電車というのは、東京から伊豆半島に向かう特急に使われている
↓これのことです。(小田原駅にて)
小学生の時、これが登場した時は
「まさに新型!」という感じで
白地に緑の斜め線のスタイルがとても新しい電車でした。
座席がリクライニングしない(*1)ので特急らしくないとか、扉が1両の片側に前後2箇所もあって特急らしくない(*2)とか、その道の専門の方?にはあまり良い評価をされない車両ではありましたが、
登場当時青い布張りの椅子と薄緑の壁、というよく言えば寒色系、はっきり言えば寒々とした車両ばかりだった中、185系は木目調の壁紙に茶色のシートと、別世界のような車内でした。
*1…今はリクライニングシートになってます
※2…当時はなぜかそうだった。
走行メカニズム的には、登場した段階で既にそれほど新しいものではなく(つまりこれは国鉄末期の技術的停滞期にあたる)、従って今の技術から見るとかなり古いものではあるのですが、使い勝手が良いのか、21世紀の今でも特急として、あるいは通勤ライナーとして活躍しています。
走行メカニズムの世代的にはこれと同じに当たる(左のほう・水上駅にて)
↓
中央線「あずさ」や房総方面の「さざなみ」や「わかしお」、常磐方面の「ときわ」「ひたち」あるいは成田エクスプレスなど、続々と新型車両に置き換えられて行く中、奇跡的に(?)まだ生き残っています。
↓藤沢駅にて、後ろ姿
いつかお別れの日が来るのだろう、とも思いますが、房総方面と違い伊豆方面の特急はそこそこ人気があって切迫した、てこ入れの必要がないのか、粘り強く生き残っています。
それでは、さよなら!